HELIOSは、独HELIOS Software GmbH社が開発している、DTP用サーバプロダクト・ソフトウェアの名前。Unixベースのプラットフォームで稼働する。
日本では、株式会社ヒューリンクス、株式会社インテリジェントワークス
ヒューリンクス:HELIOS製品情報 http://www.hulinks.co.jp/software/helios/
インテリジェントワークス:HELIOS プロダクト http://www.intelligentworks.co.jp/prod.html
HELIOSプロダクトは、用途に応じてプロダクトが分割されている。
HELIOSの基盤となる部分。HELIOSプロダクトに同梱されている。ドングルやライセンスの管理、サービスの管理、プロダクト間の設定の管理を行っている。
HELIOSプロダクトの一つで、AFPサーバ(Macintosh向けファイルサーバ)・Mac向けプリントサーバを担当する。かつては、HELIOSプロダクトの中の中核的存在であったが、HELIOS UBにおいては、HELIOS Beseの上で稼働し、他のプロダクトと同じ位置づけに変更された。
HELIOSプロダクトの一つで、SMB/CIFSサーバ(Windows向けファイルサーバ)・Windows向けプリントサーバを担当する。かつては、HELIOS EtherShareのアダプティブオプションの位置づけであったが、HELIOS UBにおいては、HELIOS Beseの上で稼働し、他のプロダクトと同じ位置づけに変更され、単独のSMB/CIFSサーバとしての導入も可能になっている。
HELIOSプロダクトの一つで、印刷業界向けのOPIサーバを担当する。かつては、HELIOS OPI と呼ばれており、HELIOS EtherShare のアダプティブオプションの位置づけであったが、HELIOS UBにおいては、HELIOS Beseの上で稼働し、他のプロダクトと同じ位置づけに変更された。しかし、製品の性格上、他のファイル・プリントサーバのアダプティブオプションであることには変わりがない。
その他のプロダクトについては、HELIOS製品情報を参照。
HELIOSの特徴として、柔軟な製品構成と、オプションで提供される強力なOPIがあげられる。
HELIOSプロダクトは、ソフトウェアパッケージで販売がされているので、サーバ機を用意できれば、パッケージをインストールしてサーバを構築できる。
また、同等の機能を提供する他社製品のDTP Turbo Serverのようなサーバとセットの形態での販売は、ヒューリンクス社からは、「GIGA BOX」という製品が用意されており、また、ヒューリンクス社・インテリジェントワークス社共にソリューションデベロッパーとして業務に適した製品提案を受けることが出来る。
オプションで提供されるHELIOS ImageServerでのOPIは強力で、かつては、Illustratorに配置する画像が非常に大きくなるなど、作業に時間がかかる場面において、FPO画像という、実画像を元に生成された低解像度画像を利用することで、Illustrator作業をストレスのないものにすることができた。また、OPIがかかる時点で、RGB画像であっても、CMYKで出力できるようにすることも出来、これにより、In-RIPセパレーション機能を持たないRIPの延命のためのソリューションプロダクトとして提案された時期もあった。